開幕から9連敗。セ・リーグ単独ワースト記録となった阪神タイガース・矢野燿大監督(53)に「途中休養説」が急浮上している。
「9連敗を喫した4月3日の巨人戦では、初回から中田翔に満塁弾を食らうなど、大量9失点。チーム防御率はセ・リーグで唯一5点台となり、盤石だったはずの投手陣が崩壊しています。矢野監督は『何か大きく変えられることって、俺も思い浮かばない。目の前のことに集中して‥‥』と、うつろな目で語っていました。打開策が見当たらず、ドツボにハマりつつあります」(在阪スポーツマスコミ関係者)
そして別のスポーツマスコミ関係者からは、こんな話も飛び出す始末。
「開幕から9連敗以上した球団の優勝は、過去に例がない。今季の春キャンプ直前、唐突に『今季限りで退任する』と発表した矢野監督ですが、このままの惨状が続けば、シーズン終了を待たずして途中休養、そのまま辞任に追い込まれる可能性も出てきました。なんとも皮肉な話ではありますね」
4月4日には藤原祟起オーナーが、
「緊急補強などの全面バックアップをする。シーズン終了まで指揮を執ってもらうのは当然の話」
などと語ったが、監督の心中はまた別の話。仮に途中休養となれば、代行監督は井上一樹ヘッドコーチということになるのか。
「井上ヘッドコーチは選手として阪神に在籍したことがない中日OB。『阪神ドラゴンズ』と揶揄されることにならなければいいのですが‥‥」(スポーツライター)
矢野監督の表情は厳しさを増すばかり──。