かつて芸能界を席捲したモデル出身のバラエティータレントブームを牽引していたのが、神田うの(47)と梅宮アンナ(49)だった。同じファッションモデル出身ということで共演の機会も多かったが、03年に決定的なガチ喧嘩が発生。以来、13年にわたって絶縁関係にあったというのだ。
「きっかけは03年正月の『新春かくし芸大会』(フジテレビ系)。この番組の目玉企画のひとつに、『殺陣で100人斬り』というのがあった。といっても、長回しと言われる1カットでの1発撮りがお約束。それにチャレンジしたのが、人気絶頂の神田うのと梅宮アンナでした。ところが、アンナが何度もNGを出してしまい、18時間にも収録が及んだ。しかもその後の評価も散々で、完璧主義者のうのが激怒。スタッフに当たり散らした様子を目撃したアンナが、あまりの剣幕に共演NGにしてしまった。それ以来、すっかり疎遠になり、TBSの特番で再会するまで完全に接点がなくなったそうです」(芸能記者)
しかし、再会後も両者の仲が深まることはなかった。
「うのは子育ての傍ら、20年に夫の実業家が脳梗塞で入院。介護と育児が中心の生活です。アンナもシングルマザーとなって子育て中心の生活で、まったく2人が旧交を温める余裕などないのが実情です」(芸能記者)
近年では、13年に発生したバラドルの小島瑠璃子(28)とデヴィ夫人(82)のバトルが禍根を残している。フジテレビ系の「さんま・くりぃむの芸能界個人情報グランプリ」で共演したところ、こじるりがデヴィ夫人に噛みつき、ひと悶着に。司会のさんまが後に謝罪する一幕も見られたほどだった。
「番組では、タレントが意外な特技を披露し、審査員が採点するという内容でした。そこで出場したのが御年73歳だったデヴィ夫人。華麗なポールダンスを披露し、拍手喝采を浴びました。そこで最終的に審査の段階になって、横やりを入れてきたのが、他部門で出演していたゲストのひとり、こじるりだった。バラエティーならではのツッコミに、司会のさんまが、優勝者の決定をこじるりに任せたところ、同じ部門で腹踊りで番組を盛り上げたアニマル浜口を優勝に決定。この判断に10カ月間特訓をしていたデヴィ夫人が激怒。自身のブログに『番組を台無しにした整形疑惑のKYタレントK.R』というタイトルで檄文を掲載。その中には『K.Rの思慮のなさのために 全て台無しとなりました。先生も含めて 私たちの10か月の努力は 水の泡と消えました』とまで書いてあった。これに気づいたこじるりは、番組などを通じてたびたび謝罪。それでもシャレにならずに2年ほど経過しました」(放送作家)
最終的に助け舟を出したのが、司会を務めていた明石家さんま。番組から2年後の15年に「さんまのまんま」のゲストにこじるりを招くと、あえてデヴィ夫人とのバトルについて言及。こじるりに対し、
「多大な迷惑をかけたことがあるねんな」
とデヴィ夫人とのバトルについて、ひたすら謝り続けたのだった。
「実は、デヴィ夫人とさんまは冠番組で継続的に共演。その際に、すでにデヴィ夫人にも事情を説明してトラブルは解決していたと話していたようだ。ところが、両者をあえて共演させる勇気のある番組は皆無で、再び共演する20年まで実に5年の月日がかかった。しかも番組共演がNGだったことを知らないスタッフが出演依頼したことが幸いして、7年ぶりのNG解禁となった。この件を知った女性週刊誌が慌ててデヴィ夫人に確認したところ、共演NGを解禁したことを認めたというのが真相のようです」(番組関係者)
いまだ炎上が絶えないこじるりの「原点」は、意外なバトルにあったのだ‥‥。