この4月から、成人年齢が18歳に引き下げられた。すなわち「大人」が一気に増えたことになる。ではこれによって、どんな変化が生じるのか。いくつか重要な注意点が指摘されている。
例えば昨今、社会問題化している艶系ビデオへの強要出演。この契約取り消しが可能になる法整備が進みそうなのだ。このほか、
「改正少年法施行によって、裁判員に選任される可能性があります。逆に犯罪者となった場合には、実名報道が可能になる。さらにはローン、クレジットカード、アパートを借りる、などが親の承諾なくできるようになります」(社会部記者)
こうした変化を受けて水面下で蠢いているのが、新たな犯罪だという。
「18歳といえば、まだ社会を知らない、無知な若年層。そうした若者を狙った詐欺が横行しそうなのです」(犯罪ジャーナリスト)
社会経験の乏しさや知識不足に付け込んでのものだといい、
「詐欺的な定期購入商法、大人用サイトや法律違反サイトでのトラブル、投資や儲け話、怪しげなオンラインゲームをめぐる金銭問題などです。詐欺というと、中高年、高齢者を主なターゲットとしたものというイメージがあるかもしれませんが、これからは若者が詐欺師のカモになる可能性が高いのです」(前出・犯罪ジャーナリスト)
果たして防衛するうまい手立てはあるのか──。