宮崎駿監督や、アニメ映画「君の名は。」の新海誠監督の偽サインをネットのオークションサイトで販売したとして、東京都の32歳男性が岡山県警に逮捕された。
岡山県警によると、この男性は生活費に困るあまり、イラスト入りのサイン色紙を自ら描いて、それぞれ本人の直筆だとしてサイトで販売していていたという。新海監督のものは1万7000円、宮崎監督の色紙は7750円で落札されている。
「偽サイン色紙が公開されると、オタク層から失笑が漏れてきました。理由はあまりに絵がヘタすぎるからです(笑)。新海監督のサインは『君の名は。』の主人公である宮水三葉が、宮崎監督の色紙には『風の谷のナウシカ』のナウシカが描かれているんですが、とても本人が描いたとは思えない絵なんです。そのため『これにだまされるやつがいるのか?』と話題になっているわけです」(エンタメ誌ライター)
実際、だまされて購入している人がいるわけだが「偽物とわかっていてネタとして買ったのではないか」との見方も出ている。
「オタクはほしいものを手に入れためならお金に糸目はつけない傾向があり、それを狙ったのでしょう。ただ、目が厳しいのも彼らの特徴。この絵でだませると考えたのであれば、あまりに浅はかと言えます」(前出・エンタメ誌ライター)
ちょっぴり間抜けな詐欺犯のおかげで、オタク界隈にほっこりした笑いがもたらされたようだ。