4月19日の株式市場で、東証プライム市場上場の吉野家ホールディングスの株価が続落し、一時4.3%安まで売られた。
その原因はもちろん、常務取締役企画本部長だった伊東正明氏の「不適切発言」だ。
伊東氏は4月16日に早稲田大学で開催された社会人向け講座に登壇した際に「生娘をシャブ漬け戦略」「田舎から出てきた右も左も分からない若い女の子を無垢・生娘なうちに牛丼中毒にする。男に高いメシを奢って貰えるようになれば、絶対に食べない」などと発言。これが大きな批判を招くことになった。
ネット上ではこんな声が続々──。
「牛丼はシャブだったのかぁw 株は当面売り一択だな」「吉野家株、昨日あれだけ下がったから朝はいったん戻すだろうと思ったけど、さらに真っ逆さま。取締役の責任大きすぎるな」
テレビ誌ライターが言う。
「この不適切発言は瞬く間に拡散。株価は4月20日に少々反発を見せましたが、まだまだ大炎上が続いています。一方で、若年層の間では『生娘』の意味が分からないという声も上がっていますね。NHKではそんな状況を考慮したのか、『生娘がシャブ漬けになるような企画』と発言した部分を『地方から出てきたばかりの若い女性が薬物中毒になるような企画を考えてほしいという趣旨の発言をしました』と説明し、話題になっています」
広辞苑で「生娘」を調べると「まだ男性に接しない女子。世間なれない娘。おぼこむすめ」などと記されている。どうやらNHKのスタッフもかなり頭を悩ませたらしい。なんとも大迷惑だ。
(ケン高田)