タレントの“CM起用ランキング”にここ数年、思わぬ伏兵が潜んでいたことをご存じだろうか。
昨年末、ニホンモニターが1月~11月のCM出稿状況を基に発表した「タレントCM起用社数ランキング」では、女優の広瀬アリスや広瀬すず、芦田愛菜を抑えて本田翼が1位を獲得。16社に起用されるなど圧巻の活躍を見せた。
そんな中、起用社数こそ少なかったものの、「あっ、この人みたことがある!」と評判になっているのが、女優の朝見心だ。最近ではP&G「トイレのファブリーズ」で千鳥のノブと共演。「でも、マット敷いてますから!」のセリフで覚えている人もいるのではないだろうか。また、「結婚は、歩いてこない。」というコピーの婚活支援サイト「パートナーエージェント」の広告にも出演しているため、通勤通学途中の駅構内や車内で目にしているかもしれない。
「実は朝見は、18年、19年と、2年連続で『タレントCM起用社数ランキング』の8位にランクインするなど、CM業界では人気の女優なんです。小林製薬の『熱さまシート』のCMでは額にシートを貼って、“キンキン”の爽快顔を見せ話題になりましたね。CMのキャスティングではなにより“知名度”が優先されますが、残念ながら朝見は本田や広瀬姉妹、芦田ほど顔が売れているとは言えません。それでも多くのCMに出演し続けているのは、CMに特化した大げさな演技や人当たり、監督の指示を的確に理解し実行できる能力が高いからでしょうね」(広告代理店関係者)
本田のような派手さはないが、もしかしたらこういう女優が一番、スポンサー受けするのかもしれない。果たして今年、再びランキング上位に顔を出すか?
(ケン高田)