お笑いタレントであり、現在は画家、書家、ヨガ実践家としても活躍しているのが片岡鶴太郎だ。1981年から89年までフジテレビ系で放送されたお笑いバラエティー番組「オレたちひょうきん族」で、近藤真彦のモノマネがお茶の間にウケてブレイク。86年放送の明石家さんま主演のドラマ「男女7人夏物語」(TBS系)など、数多くのドラマ、映画にも出演した。
お笑いだけでなく、シリアスな俳優としての顔も見せるようになったのだが、そんな鶴太郎の転換期にあたる、85年4月1日に放送を開始した平日夕方の生放送番組「夕やけニャンニャン」(フジテレビ系)で、鶴太郎は初代MCに抜擢されている。
そんな鶴太郎が俳優、作家の小野寺丈のYouTubeチャンネル「丈熱BAR」の4月17日付け「片岡鶴太郎 フジテレビの伝説番組『オールナイトフジ』『夕やけニャンニャン』番組の裏側ととんねるずの凄さとは!?」と題した投稿回に出演。
おニャン子クラブで印象に残るメンバーを問われると、国生さゆり、河合その子とともに、初期メンバーで86年1月1日にリリースした1stソロ「冬のオペラグラス」がオリコン1位を獲得した新田恵利を挙げた。一見、地味にも思える新田だが、「1人でいると普通ですけど、大勢の中にポンと入ると、えっ、この子ってこんな可愛かったっけって…独特のオーラを放つ子でしたね」と感慨深く振り返っている。
「夕やけニャンニャン」は放送2年半と比較的短命ながら、世のティーンエイジャーに絶大なインパクトを残したものだと、懐かしく想起させる好回だった。
(所ひで/ユーチューブライター)