「投げたことないけど、長嶋さんに投げてみたかった」
ミスタープロ野球・長嶋茂雄氏との対戦に憧れたと語るのは、昭和の怪物・江川卓氏。高木豊氏のYouTubeチャンネル〈高木豊 Takagi Yutaka〉でのことだ(5月10日付け投稿回)。
その理由を「考え方がわからないから」と言う江川氏は、自らを「性格分析投手」とし、現役時代の高木氏をこう評してみせた。
「正統派の待ち方をするバッターですね(ストレートのタイミングに合わせ、変化球にも対応)。1球目の外側ストレートに手を出すのはやめようと、まず思うタイプですよね。時として3打席のうち1回は、変化球でストライクを取りにくるやつを打ってもいいかなと思ってるのでは」
これに高木氏は驚きの表情で「正解!」。そして「外の真っすぐを1球目から打つことはなかったです。変化球はタイミングが合ったらいこうと思ってました」と解説。
そんな江川氏でも、ミスターの脳内は分析不能のようで「まず、ド真ん中に真っすぐを投げてみて、打たないかもしれないし、打ってくるかもしれないし…」。
あの野村克也氏も長嶋氏との対戦時、お得意の「ささやき戦術」を仕掛けても全く反応がなかったといい、「長嶋だけはわからない」と漏らしていたのだと…。
そう明かす江川氏だが、本人に尋ねてみれば「う~ん、どうでしょう」と長嶋節が炸裂することだろう。
(所ひで/ユーチューブライター)