お笑いコンビ「見取り図」の「日帰り詰め込み旅in富山」が5月14日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)で放送され、視聴者から厳しい評価が下された。
人気者の見取り図が初めてテレ東旅番組に挑むとあって、放送前から注目されていた。ぺこぱやかまいたちが既にテレ東の旅番組に出演し、それなりの評価を得ていることもその理由だ。だが、見取り図が彼らに続くことはできなかった。
いったいなぜか。テレビ誌ライターが語る。
「テレ東の旅番組は、ただ名所・名物を訪問、体験するだけではありません。旅になんらかの『負荷』がかかるんです。ローカル路線バスだけしか利用できない、予算が決まっている、ひたすら歩かないといけないなど、厳しいルールがある。出演者がそれに苦しみながらも頑張る姿が、楽しさにつながります。『日帰り詰め込み旅』はタクシーこそ1万円までしか利用できませんでしたが、予算の上限はなく、負荷は時間制限ぐらい。そのため、苦しむ感じは伝わってきませんでした」
もっとも、見取り図の評判は悪くないようだ。随所にギャグを散りばめ、旅を面白くしようと努力している様子が伝わってきており、
「問題は見取り図ではなく、企画でしょう。せっかく人気者を使うのですから、もっといい企画を用意してあげるべきではないでしょうか。ネットには『これじゃ、見取り図の無駄遣いだ』『見取り図の面白さが出ていない』という意見が上がっています」(前出・テレビ誌ライター)
この企画のまま、第2弾が放送されるのか、それとも修整されるのか。次回はない、なんてことにならなければいいが…。