木村拓哉が、剣豪・宮本武蔵を演じることになった。テレビ朝日開局55年記念ドラマスペシャル「宮本武蔵」(15・16日午後9時)に主演するのだ。先日行われた制作発表で明らかにされたが、木村は76人斬りの殺陣をはじめとするハードなアクションを吹き替えなしで演じきっているとか。木村といえば、剣道経験者。かつてその演武を番組で披露したこともあるが、しっかりした腕前だった。
しかしドラマの前評判は惨憺たるもの。
「無骨な武蔵のイメージに合わない、ミスキャストだ」「しょせん何を演じてもキムタクはキムタク」
ネットの評判をちらり眺めてみただけでも、もはや誰も木村の主演ドラマには期待していないかのようなのだ。
「2000年代に入ってからも数年間は好視聴率を稼いでいた木村ドラマだが、近年は低調。しかも昨年の『安堂ロイド』では、『半沢直樹』と比較され、もはやキムタク神話は風前の灯。そこで、『宮本武蔵』でこけたら、もはや低視聴率王のレッテルを貼られかねません」(芸能記者)
“生涯無敗”と言われる武蔵にあやかって、木村もこの辺りで再び全盛期の勢いを取り戻したいところだろう。