果たして、どんなベッドシーンが待っているのか? そのヒントは、実話をモデルにした主演作「MOTHER マザー」(スターサンズ/KADOKAWA)にある。
「デビュー20周年に公開された作品で、初の汚れ役に挑戦しています。子持ちながらホテルなどで行きずりの男と次々に行為に及ぶシングルマザー役を演じた。肌の露出こそ少なかったが、アエギ声、美脚を絡ませての正常位などの体当たり艶技は実に生々しかった。作品の評価も高く、本人も濡れ場に関しては作品次第でチャレンジする土壌ができた。そして今回が、実に3年ぶりの濡れ場となります。役柄は白衣が似合う獣医師。相手役は同じ大学病院内で働く精神科医の佐藤健(33)になります」(芸能デスク)
2人は挙式を1年後に控えながらも、結婚前の独特のすき間風が吹く微妙な婚約カップルで、そこに学生時代に交際していた元カノからエアメールが届いて‥‥という波乱を予感させる展開。
「結婚直前のカップルとはいえ、実は2人は同居しながらも2年間もセックスレス状態なのです。劇中、セックスレスのまま挙式することのへの葛藤、愛のあるセックスとないセックスの違いを問答するなど、単なる純愛映画ではなく、完全にセックスが映画の裏テーマとなっているのです」(映画関係者)
実際、原作「四月になれば彼女は」(文春文庫)では婚約者と義理の妹との禁断セックスという強烈なシーンまで用意されている。
身の上相談をしていた妹の唇はいつしか指を舐め回され、やがて唇を寄せてのディープキス。そのままスカートを脱ぎ、下着姿になると白い肉感的な肢体が現れる。〈指先に生牡蠣と同じような、柔らかいねっとりした感覚が広がる〉と自ら誘いを仕掛けていくのだ。
しかも、長澤の役どころも単なる白衣の美女というわけではなく、
「主人公より年上で、一見淡泊な性格に見えますが、実は恋愛においては執念深い性格。一目ぼれした初恋相手を部屋に連れ込み初体験したり、他にも結婚寸前になって相手から逃げ出してしまう、繊細ながらも情念深い一面を持つ女性なのです」(デスク)
もっとも、原作では主人公の2人のベッドシーンに関しては詳述されていない。だからこそ、映画の中では綿密な情交描写がポイントになるという。映画関係者が指摘する。
「『三日三晩、ひたすらに交わった』など、サラっと数行で表現されているのみ。とまれ、その後の展開からもこの濡れ場こそが物語の大きなウェイトを占めることは間違いありません。2人の情熱的な濡れ場を飛ばしては映画が成立しないと言っていいほどの重要なシーンとなるはずです」
そして、このシーンを長澤は持ち前のFカップで突破するというのだ。