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JRA払い戻し率変更で“武豊馬券”がおいしくなる?(2)「阪神芝は非根幹距離が狙い目」

 武豊馬券の狙い目は、何もローカルだけではない。コース別に芝とダートに分けて見ていくと、攻略法が浮かび上がる。現在開催中の中山ならば、得意なコースはダートに限定されそうだ。加藤氏が話す。

「ここ1年限定ですが、中山の芝レースでは18戦して〈12213〉。単勝回収率10%、複勝回収率59%と低調です。その内訳を見ると1番人気で2戦、2番人気で4戦、3番人気で2戦と人気馬で1勝のみと、期待を裏切っていました」

 しかし、中山ダートで大変身する。11戦して〈2324〉。単勝回収率109%、複勝回収率176%と、好成績を残していた。

「3月2日のブラッドストーンS(ダ1200メートル)では、10番人気のレッドヴァンクールで3着に追い込んだ。中山の武豊はダートでこそ狙ってみたいですね」(加藤氏)

 阪神でも意外なポイントが見えてくる。

「武豊からの馬連狙いに適したコースは京都に多いですが、阪神ならば根幹距離(1600、2000、2400メートル)で見当たらない点に注目したい。主流のレースから外れたコースが得意というと、どこか聞こえはよくないですが、根幹レースは馬の絶対的な能力がモノをいうケースが比較的多い。裏を返せば、武豊の腕が衰えていないと言えそうです」(伊吹氏)

 3月1日の阪神5R。単勝151.5倍で13番人気のエアジャモーサで2着に逃げ残ったレースも、芝1800メートル。1着が2番人気馬だったにもかかわらず、馬連4万10円の万馬券を演出したのだ。また、昨年4月13日の阪神5R。10番人気のヤマイチパートナーで2着し、3連単135万円の片棒を担いだ未勝利戦も、芝2200メートルだった。

 芝に比べて、ここ1年の阪神ダートでは、7番人気以下で〈00013〉と、人気薄の好走歴がない。「阪神芝の根幹レース外の武豊」は、特大の一発を秘めているので、要警戒だ。

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