「今年こそ23年ぶりのリーグ優勝、そして30年ぶりの日本一間違いなしだと確信しています!」と熱く語るのは「カープ芸人」として活躍する「ザ・ギース」の尾関高文。芸能界屈指のカープ通として知られる尾関に「必勝ウラ情報」を明かしてもらった。
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「最大の注目は、今年が国内最後のシーズンになるマエケンがいくつ勝つかですが、昨年のマー君以上の活躍が期待できます。マエケンはもともと闘志を表に出すタイプではないのですが、今年はキャンプの打ち上げでも珍しく『絶対に優勝しよう』と明言して、シーズン頭から中5日でガンガン投げ込んでいく尋常ならざる意気込みを見せています」
昨季、多彩な球種を駆使して12勝をあげた野村祐輔はそのオフ、テレビ東京・紺野あさ美アナとの熱愛が報じられた。
「ポスト・マエケンの最有力候補です。野村の趣味は温泉なんですよ。寮の大浴場でもいちばん長風呂。彼女と一緒に温泉旅行に行ったとの噂も聞きますが、それが原動力となってガンガン勝ってくれると思いますね。僕としては紺野アナに彼を取られたのが悔しいです!」
紺野アナが超あげまんであることを願おう。
野村と並び大活躍の期待を寄せるのが、ゴールデンルーキー・大瀬良大地だ。
「まさに即戦力。最速153キロで三振を取る、エースの風格を持っています。彼の大学の卒論テーマが『エースの条件』なんですよ。人格もあまりにすばらしく、すでに『将来のGM候補』とまで言われています(笑)。(大瀬良の出身校の)九州共立大宛てには、広島ファンからの『こんなすばらしい選手を輩出してくれてありがとう』という手紙が届いたそうです」
ゴールデンルーキーへの期待は高まるばかりだが、尾関はチーム内で大瀬良が結成した、ある「団体」に注目している。
「大瀬良、中継ぎの今村猛、巨人から移籍してきた一岡竜司の3人で『カピバラ会』を結成したんですよ」
カピバラとは動物園でも飼育される、おっとりとした顔の齧げっ歯し類るい最大種。いわゆる大型のネズミである。
「3人とも顔がカピバラに似ているという理由なんですが(笑)、この会の結成で団結し、士気がメチャクチャ高まっています。『カピバラ会』が球界に旋風を巻き起こしますよ」
ローテ争いの一角で「ポスト黒田」と言われる今井啓介は、妻が元タカラジェンヌで、父親はウエートリフティングのコーチ。
「父親はロンドン五輪に出場した八木かなえを指導しており、それが今井のウエートトレのヒントになっている。八木かなえ式下半身強化で飛躍しますよ」
野手陣も史上最大級の活躍が予想されるようで、
「大砲のキラは昨シーズン途中加入で、チーム最多タイの14本塁打。今年は30本以上は堅い。当然、本塁打王争いに加わるでしょうね。キラは会いに行くと『お前は全然おもしろくない。ノーユーモアだ』と僕をイジッてくるんですが(笑)。昨年の盗塁王・丸佳浩(29盗塁)の連続タイトル、そして菊池涼介の2年連続ゴールデングラブ賞も鉄板で、『破天荒』とまで言われる球界屈指の守備がどこまで進化するのか見ものです。あと、野村謙二郎監督の眼鏡が毎試合変わるのも見逃せません! 野村監督といえば、長男・颯一郎君が亜細亜大の野球部に所属していますが、同じ名前の読み方の天谷宗一郎をとてもかわいがっています」
監督の庇護の下、天谷は再び外野の定位置を奪取するか。頼むぜ、野村監督!
◆アサヒ芸能3/25発売(4/3号)より