人気回転寿司チェーン店のスシローが「またやらかした」と怒号が鳴り響いている。
神奈川県内の「スシロー」で、生ビール半額の店内掲示を見た客が数杯注文したところ、実はまだ半額キャンペーンを実施しておらず、正規の価格で会計されたのだという。
半額キャンペーンのチラシ写真と共に、その顛末がSNSで拡散されると「またスシロー?」「これは騙される」「完全にブラック回転寿司だね」など、怒りの集中砲火が浴びせられる事態になったのだ。
広告代理店関係者が言う。
「スシローは昨年9月から12月の騒動で、公正取引委員会から景品表示法違反(おとり広告)を指摘されました。店舗にウニやカニの在庫がなく、提供できないとわかっていながら、テレビCMやインターネット上でキャンペーン商品を繰り返し宣伝したのです。当時も消費者からは『間違いなく確信犯』『スシローにはもう行かない』など大ブーイング。運営会社の『あきんどスシロー』の社長が、月額報酬を3カ月間、3割カットするとして謝罪したのですが、これにも『たった3割を3カ月だけ?』と、火に油を注ぐ結果を招きました」
それが今度はビール半額トラブルで、
「チラシを見ましたが、デカデカと『何杯飲んでも生ビールジョッキ半額』の文字が目立つばかりで、何よりキャンペーン開始日が書いてありませんからね。あれが店内にあったら、ほとんどの人が勘違いするでしょう。あきんどスシローは『キャンペーン開始日の7月13日から掲出予定だった』と釈明。どうやら店舗のミスということで片付けるようです」(フードライター)
店舗のミスであれ、またしても客が「騙され」てしまうスシローのやり方に、擁護の声は聞かれない。それどころか、「店舗のミスで終わらせようとか汚い会社」「ポスターの作り方もあざとさプンプン」「レシート持ってきたら半額返金とかナメてる。全額返金だろ!」などと、批判のオンパレードなのである。
「結局、この騒動で13日からの生ビール半額キャンペーンが、期せずして大々的に宣伝されたことになりますね」(前出・広告代理店関係者)
回転させるのは寿司ではなく、客を欺くアイデアばかりなのか──。
(山田ここ)