「これ言うと、色々意見は出るので、前もって言いますよ。賛否は出ます、絶対にボクの意見は、でも言います」
こう語るのは、通算2133安打で、18年シーズンから2年間、ヤクルトの1軍ヘッドコーチを務めた宮本慎也氏だ。
去る7月19日からの3日間で、巨人では岡本和真、菅野智之ら選手41人を含む67人が新型コロナウイルスに感染。7月22日からの中日3連戦が延期になった。
冒頭の宮本氏の言は、まだ延期が正式発表される前に、YouTubeチャンネル〈野球いっかん!〉で収録されたものだ。
7月10日には高津臣吾監督を含め、ヤクルトからも選手、コーチ、スタッフ23人の感染者が報じられたが、
「ヤクルトに聞くと、ほぼ無症状らしいんですよ」
それを踏まえて宮本氏は言葉を慎重に選び、持論を展開する。
「熱出た人はしょうがないですよね。検査しすぎると、これ江本(孟紀)さんも言ってたんですけど、やっぱ(陽性反応が)出ますよね。症状が出た時は正直に、速やかに言う。でも、全くないんであれば…っていうふうに思うんですけど、それじゃ(感染が)広がるでしょって話なんですよね」
コロナ感染者の人数次第、いつ感染したか、誰が感染したかによってチームの戦力が大きく異なってくるため、ペナントの行方、クライマックスシリーズ、日本シリーズの結果も「運次第」と口にした宮本氏。
コロナ感染選手に対する、新たな基準を設ける必要がありそうだ。
(所ひで/ユーチューブライター)