スポーツ

“好きな野手1位”坂本勇人、宮本慎也が「彼クラスでも…」と感心の「継続力」

 高校野球報道サイトの高校野球ドットコムが配信するYouTubeチャンネル〈高校野球ドットコム〉が、SNSを使い、独自の調査で実施した「高校野球ファンに聞く好きなプロ野球選手2021年」を発表したのは、12月26日付け投稿回〈【あのルーキーも登場】ファン、球児が選ぶ好きなプロ野球選手TOP10〉でのこと。

 それによると、投手部門の第1位は山本由伸(オリックス)、野手部門の第1位は坂本勇人(巨人)が選出。坂本は昨年、入団14年目にして2000本安打を達成し、名球会入りを果たした実績はもちろん守備面でも定評があり、遊撃手としてベストナイン7回、ゴールデングラブ賞を5回受賞(今年もともに受賞)している。高校生にとってまさにお手本ともいえる存在だ。

 そんな坂本の凄さを実感させるようなエピソードが展開されたのが、YouTubeチャンネル〈野球いっかん!〉の12月27日付け投稿回。坂本と同じく遊撃手としてゴールデングラブ賞を6回受賞した球界屈指の名手・宮本慎也氏が出演2012年の自主トレを振り返った中で、その話が出た。同自主トレは、巨人の原辰徳監督からの頼みを聞き、ヤクルトの選手の中に巨人の坂本が1人加わる形で行われた。その自主トレ中に宮本氏は、坂本が守備についた際に「体を横に振っていたので、縦に体を使わないと悪送球が増えちゃう」といった専門的な指導を行なったという。

 そして、昨年坂本と会った際の話だ。坂本は宮本に、「本当にその意味がわかるのに、1年半ぐらいかかりました」と答えたそうだ。

「彼は継続的にずっとやっていたってことでしょ?彼クラスでも、1つのものを習得するにはそれぐらいかかるんですよ」

 そう話した宮本氏は、坂本の根気強さに感心している様子だった。

「ローマは1日にして成らず」といった故事があるが、今日の坂本も1日にしては成らなかったのだとわかる貴重な話が拝聴できた。

(ユーチューブライター・所ひで)

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