そもそもヤマっ気が強くなければ、芸人になっていないのかもしれない。本業そっちのけで仮想通貨にのめり込む同類芸人は枚挙に暇がないようだ。
「不動産投資よりも初期投資額が少ないというのが最大のメリットになる。しかも、当たれば“億り人”となる可能性があるだけにワナにハマってしまう。芸人仲間の間では情報交換のための“仮想通貨芸人会”もあったようです。たむらけんじ(49)や、かまいたち・山内健司(41)などもかなり突っ込んでいたようです。また、木本と親しい流れ星☆・たきうえ(43)は太陽光ビジネスに心酔し、一時は芸人を辞めてソーラー売電一本に絞るほどハマっていた」(デスク)
しかし、群を抜いて副業にまっしぐらだったのが木本だった。
「今年4月には、『やりすぎ都市伝説』(テレビ東京系)で仮想通貨アプリ『STEPN』をプレゼン。『アプリをポチっとONにして歩くだけで稼げるんですよ』と熱弁していた。一方で、若手芸人を勧誘する際には『そのうち、息を吸ってるだけでカネが入る時代になるで』と豪語していた」(デスク)
お笑いのツッコミで鳴らした木本の話術にハメられた被害者は数知れず。
「ウチでも木本との投資トラブルがあったかどうか所属芸人に照会したが、手を挙げる者はいなかった。名乗り出たところでカネが返ってくるわけでもないし、面倒なことに巻き込まれるよりも、黙っていたほうが得策との判断があったのかもしれない。また、木本は後輩の面倒見もよかったが、芸能界での交遊も幅広く、“バブル芸人”こと平野ノラ(43)、番組共演で親密になった元なでしこジャパンの丸山桂里奈(39)にも声をかけていたようで、被害はかなりの高額になるとか‥‥」(お笑い事務所関係者)
この件で木本の個人事務所を直撃すると、
「関係者の氏名・会社名などにつきましては、こちらからのアナウンスは控えさせていただきます。また木本自身の口からの説明ですが、まだ日時・場所、どのような方法で行うのかなど未定でございます」
と、担当者から歯切れの悪い回答が届くのみだった。
「古くから芸人の世界では、飲む・打つ・買うは当たり前。これまでに保証人になった間寛平(73)など、巨額の借金をこさえた芸人は数多いが、私財を騙し取られたケースがほとんどで、木本のように多くの仲間を騙したわけではなかった。事務所が即座にクビを切ったのは、投資への勧誘がかなり悪質と見て、肩代わりしないことを決めたということです」(デスク)
芸能界復帰の芽も断たれた木本だが、近日中に開かれる釈明会見ではTKO負け必至だろう。