政治

菅義偉が「総理再登板」で狙う側近・三原じゅん子の「雄叫び入閣」

 9月にも行われる予定の内閣改造で、菅義偉前総理の動向が注目されている。菅氏が無派閥ながら、「側近」と目される三原じゅん子参院議員を厚労相など重要閣僚に押し込むことに躍起という情報が飛び交っているからだ。自民党長老が舞台裏を明かす。

「昨年の自民党総裁選で、菅氏は支持率の低迷から総裁選に出馬できず不本意な形で官邸を去った。しかし総理辞任後、国民の間では『コロナワクチン接種など本当によくやってくれた』という再評価の高まりで自信を取り戻しつつある。そこにきて政界重鎮で盟友でもあった安倍元総理が亡くなったことで、再び『日本の政界は俺が』という気持ちになっている。壮大な仕掛けを企んでいるともっぱらだ」

 いったい、それはどんな仕掛けなのか。菅シンパの議員が言う。

「まずは、二階派を巻き込み90人からなる安倍派を超える派閥の立ち上げにより、政界のイニシアチブを握ること。しかし、安倍氏が凶弾に倒れた直後で即動けば、安倍派をはじめ党内から反発を買うため、時間を少し置くようです。また副総理へとの声もあるが、現時点でそれは断ると聞く。その代わりに仕掛けるのが、将来菅派の核となる人物を内閣改造で何が何でも主要閣僚に押し込むこと」

 そこで白羽の矢が立てられるのが、三原氏というのだ。

「菅氏が総裁選に出馬できなかったのは力だけではなく、地味さゆえの支持率低迷。そのため菅派を立ち上げる際は、岸田派、安倍派と対峙するため幹部には華がある人物を置く戦略を立てたという。軸には麻生派を退会した佐藤勉元総務会長を置き、周囲を三原氏、小泉進次郎氏で固めるというわけです。軌道に乗れば、先々には菅氏の総理再登板も見えてくる」(前出・菅シンパ議員)

 三原氏は元タレントながら、今や自民党の誰もが一目置く存在だ。その理由を安倍派議員はこう明かす。

「とにかく演説がズバ抜けて上手い。元女優だけあって華がある上に、人の感情にストレートに訴える力がある。2019年、当時政界に吹き荒れた森友・加計問題を巡って野党が参院で安倍氏に問責決議案を出した際、反対討論に立った三原氏がドスを利かせてかました『恥を知りなさい!』のセリフはあまりに印象的。亡くなった安倍氏も凶弾に倒れる直前、ツイッターであの名演を絶賛していましたからね」

 ところで「三原大臣」は本当に実現可能な話なのか。自民党二階派議員が言う。

「コロナの真っただ中で、後藤茂之厚労相は卒なくこなしている。本来ならこのまま続投だが、菅氏が岸田氏に本気で迫るのであれば、厚労副大臣もこなしているだけに十分ありうる話」

 しかも先ごろの参院選で三原氏は、激戦の神奈川選挙区において2位の元神奈川県知事・松沢成文氏に20万票もの大差をつけトップ当選と、人気はうなぎのぼり。旋風が巻き起こりそうな気配だ。

(田村建光)

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