自ら「バス旅のプロ」を名乗り、「乗ったことがないバスがない」と豪語した太川陽介だが、最近は衰えを指摘されることも増えた。バス旅番組では、道中で細かなミスをすることもしばしば。なにより、結果が現実を如実に物語っている。
太川は直近の対決型旅番組10戦で3勝6敗1分と、残念な結果を残しているのだ。その10戦を振り返ってみると、次のようになる。
6月29日「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦第8弾in青森」=引き分け
6月1日「北の大地で激突!BINGO対決旅3」=勝利
5月4日「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ第6弾in房総半島」=25分差で敗北
4月6日「ローカル路線バスVS鉄道乗り継ぎ対決旅11 神奈川・箱根~埼玉・秩父」=20分差で敗北
3月16日「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦第7弾」=敗北
2月2日「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ5 in茨城&栃木&福島」=僅差の勝利
1月3日「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 バスVS鉄道 第10弾 藤原紀香も参戦SP」=勝利
昨年12月29日「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦6 in近畿」=敗北
昨年11月17日「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 路線バスで鬼ごっこ4 in神奈川&静岡&山梨」=敗北
昨年10月20日「BINGO対決旅 in 秋の信州」=敗北
こうしてみると、あまりにも残念な結果なのである。しかも3勝のうちの2勝は微妙だったと、テレビ誌記者は指摘する。
「『BINGO対決旅3』には勝ちましたが、これは始まってまだ3回の企画。対戦相手は高島礼子です。高島は対戦にもバスにも慣れておらず、ゴール直前にミスをして、太川に勝ちをプレゼントしてしまいました。『路線バスで鬼ごっこ5』も、松本がゴールの前でミスをしなければ、負けていた可能性がある。つまり、太川が快勝したのは一度だけ。逆に負ける時は、ぐうの音も出ないほどの惨敗を喫している。『鬼ごっこ6』は25分もの差をつけられ、『バスVS鉄道11』は20分差でした。『鬼ごっこ4』では松本に完璧にやられ、太川自ら『完敗。見事だったね』と脱帽しています」
あの太川が実質1勝とは、誰が想像しただろうか。衰えは予想以上に深刻なのかもしれない。
「大きなミスはないものの、小さなミスは明らかに増えました。加えて、ルートの調査が以前より甘くなった印象もあります。調査が甘くなったのは老化というより、バス路線をよく知っているので『おそらくこれがベストなルート』と決めつけてしまい、調査しなくてもいいと思ってしまうのでしょう。これは太川が気をつければ問題ない。まだまだ戦えるはずですが…」(前出・テレビ誌記者)
22年も半分以上が過ぎた。残りの対戦は多くて5回だろう。汚名返上に向けて、「バス旅のプロ」は全力を出す必要がありそうだ。