何度もファインプレーを繰り出し、リーダーとして「ローカル路線バス乗り継ぎの旅」(テレビ東京系)を牽引してきた太川陽介だが、寄る年波には勝てないのかもしれない。
ここにきて致命的なミスを何度も繰り返しているからだ。10月30日放送の「太川蛭子の旅バラ」(テレ東系)で放送されたバス旅最新回でも、過去最高と言えるミスを犯してしまった。
「この前の回、10月に放送されたバス旅第5弾で凡ミスをしています。タクシーを利用することが決まっていたのに手配していなかったため、時間を大きくロス。その後の乗り継ぎにことごとく失敗しました。結局、旅そのものも失敗。太川は『すっごい失敗しちゃった』、『いつもはちゃんと前もって呼んでいるです』と後悔を口にしています。また、今年3月に放送された『ローカル鉄道寄り道の旅』では、旅の途中で訪れた民家にリュックを忘れたこともありました。また、もう少しで列車を乗り過ごしそうになっています」(テレビ誌ライター)
理由は老化だとささやかれている。8月に放送された第4回では、マドンナの生駒里奈にガチギレ。“老害”扱いされた。
そして今回、静岡の三保の松原から山梨の清里を目指す旅で、致命的なミスをやらかしたのは富士宮駅から甲府を目指した時のこと。バスの案内所で教えてもらったルートは富士山の西側を通り、精進湖から東に迂回して河口湖駅を通過し、甲府へ至るというもの。だが、太川は精進湖から東へ行かずにそのまま北上すればショートカットできると考えた。聞き込みの結果、精進湖のバス停からタクシーを利用して北上し、「上九の湯」へ。そこからバスに乗って甲府に行くルートを発見。安全で確実に行ける河口湖駅経由のルートか、一気に近道できる新ルートかで悩むこととなった。
マドンナの宇垣美里は安全なルートを強く主張。一方太川は近道を行くことを譲らず、結局、太川案が採用された。
結果はこれが大失敗。まず、精進湖のバス停にタクシーを呼ぶのに40分もかかり、しかも河口湖からやってくるというタクシーは貸し切りしかできず、タクシー用のお金をほぼ使い切ってしまったのだ。さらに上九の湯はバスの本数が少なく、次のバスまで3時間も足止めされることになってしまった。時間短縮を狙ったはずが、かえって時間とお金がかかってしまう致命的なミスに。なんとかゴールはできたが、これが原因で失敗してもおかしくなかった。
「まず精進湖でタクシーを呼ぶ場面を振り返ってみましょう。本来ならここにタクシーを呼んでおくべき。太川は前回とまったく同じ失敗を繰り返したわけです。観光案内所があるのでタクシーがすぐに来ると考えていたようですが、案内所はなくタクシーはすぐに来ませんでした。あわててタクシーを呼ぼうとあたふたする太川はちょっとあわれでしたね。かつての太川なら慎重を期してタクシーを手配していたはずです」(前出・テレビ誌ライター)
なんとか上九の湯に移動したものの、バスの行き先は甲府駅ではなく、南甲府駅行き。太川は河口湖駅ルートを推した宇垣から激しく非難されている。
「バス停の名前が『上九の湯』ということは、そこが温泉地であることは容易に想像できます。温泉地は人里離れた所にあることが多く、バスの本数が少ないんですよ。こちらのルートは厳しいのではないかと思っていましたが、そのとおりになりました。バス旅のプロの太川なら、本数が少ないことなどわかっていたはず。なんで短縮ルートを選んだのか不思議です。前日の遅れをなんとか取り戻そうとしたのか、あるいは宇垣への対抗心か。『小娘に負けてたまるか』という気持ちが働いたような気がしてなりません。そうなら完全に老害ですね」(前出・テレビ誌ライター)
バス待ちの間、温泉に浸かり蛭子から「女の人の言うことは聞いておいたほうがいいよ」「ケンカにはならんし」とアドバイスされた太川。素直な気持ちで次の旅にのぞんでほしいものだ。