大相撲の元横綱・貴乃花光司氏が8月16日、ロックバンド「氣志團」のボーカル・綾小路翔やタレントの上地雄輔などと、都内で開かれたAmazonオリジナル番組「『HITOSHI MATSUMOTO Presents ドキュメンタル』シーズン11 UNLIMITED」の配信記念会見に出席した。
ダウンタウンの松本人志がプロデュースする「ドキュメンタル」シリーズは、松本に選ばれた芸人やタレントなどが密室で繰り広げる「笑わせ合いバトル」。最後まで笑わなかったり、笑わせてポイントを多く稼いだ出場者が優勝となるルールで、今回は初めて「芸人なし」の7人で争われる。
そんな内容だけに貴乃花氏の参戦は意外と思えるが、会見では「出演を決めて、周りから『ドキュメンタルって知ってるの?』と言われました。(オファーを)快諾してから拝見しまして」と、これまで同シリーズを見たことがなかったことを告白しつつも、「松本さんにお会いできるなんて光栄だと、迷わず快諾しました。私が修行したところでは、『笑うな』と言われて育ったので、笑わずにはできるんじゃないかなと思っていた」とコメント。今回の出来について「けっこう自信があるので95点ぐらい」と強気だった。
ところで貴乃花氏は2019年5月、相撲の裾野を広げたいと「貴乃花道場」を設立したはずだが、ほとんどその活動については聞こえてこない。
「8月17日放送の『す・またん!』(読売テレビ)で芸能リポーターの長谷川まさ子が伝えたところによれば、コロナで道場の活動ができず、今はイベント、テレビ、講演会などの仕事を受けているとか。ただし、俳優だけは無理なので断っているといいます。今回の『ドキュメンタル』出演は、そうした中で選択した一つなのでしょうが、畑違いの番組内容なだけに、背に腹は代えられない事情も垣間見えます。ちなみに最近のプライベートについては、現在ワンルームマンションで一人暮らし。家具もほとんど置いていない極めてシンプルな部屋だそうです」(芸能ライター)
「ドキュメンタル」の反応が良ければ今後、バラエティー番組からの出演オファーも増えそうだが、果たしてどうするのか。
(鈴木十朗)