野球で1番打者に求められる資質は「出塁率」と「走力」。そこに長打力も備われば、鬼に金棒だろう。
プロ野球で1番打者の通算最多本塁打記録に目を向けると、タイトル獲得13回の「世界の盗塁王」福本豊氏が1位で43本である。
ところがこれに「異議」を唱えるのは、YouTubeチャンネル〈よしひこチャンネル〉の高橋慶彦氏と、8月21日にゲスト出演した真弓明信氏。高橋氏は34本で3位、真弓氏は41本で2位だ。真弓氏が言う。
「福本さん、ここで言っちゃ悪いけどさ、福本さんってオレらの倍くらい1番で打ってるから」
すると高橋氏も「そうやね」と笑って同調した。
福本氏は通算1万130打席に立ち、208本塁打。一方の真弓氏は7270打席で292本塁打、高橋氏は7155打席で163本塁打を放っている。真弓氏は83年に首位打者のタイトルも獲得した。通算本塁打数では福本氏に勝る、真弓氏のプライドが滲み出た発言だったのである。
(所ひで/ユーチューブライター)