主に広島カープで活躍した元プロ野球選手の高橋慶彦氏。盗塁王3度のタイトルに輝く俊足の持ち主である一方、1979年にマークした33試合連続安打は今も破られぬ日本記録だ。安定した打力を誇る選手でもあった。
その高橋氏が、みずからのYouTubeチャンネル〈よしひこチャンネル〉で、かつて指導を受けた「レジェンド」とのオモシロおかしい過去の経験を振り返った(12月28日付け投稿回)。
ゲストに中日、巨人、西武で活躍した元プロ野球選手の中尾孝義氏を迎えてトークは展開されたが、まずは、長嶋茂雄氏。引退後に広島のキャンプに訪れた長嶋氏は、広島レギュラー陣を前に「いいか、ボールの芯がある。コルク…その芯を見て打て。スッと来て、バーンと打て」と、得意の擬音だらけのバッティング指導を行ったそうだ。聞いていた高橋氏は懸命に笑いを堪えていたとか。
もっとも、長嶋氏のこうした逸話は方々で聞かれるところだが、高橋氏によれば、盗塁王に輝くこと13回の最多記録に加え、通算盗塁数「1065」の日本記録を持つ、福本豊氏にも“オモシロ指導”のエピソードがあったようだ。
「ミスター赤ヘル」こと山本浩二氏の仲介により、「盗塁ってどういうところに気をつけたら良いですか?」と訊ねた高橋氏。すると「いいか慶彦、ピッチャーの目を見とけ!」とのアドバイスだった。
しかしながら、高橋氏いわく「左ピッチャーの目は見えるけど、右ピッチャーの目は見えない…」とのこと。中尾氏、並びにスタッフの笑いを誘ったのであった。とはいえ、そのレジェンドの指導があったからこそ、高橋氏の偉大な記録も生まれたと言える!?
(ユーチューブライター・所ひで)