旧統一教会問題の舵取りで右往左往する岸田内閣だが、他にも問題は山積している。
「新型コロナの第7波が長引く中、岸田総理自身が夏休み中にゴルフを楽しんで感染。しかも、感染者数の全数把握を見直すということは150万人超の自宅療養者を見殺しにするようなもの。今後、『何もしない岸田』と批判の声が高まることは必至。さらに、反対多数の安倍晋三元総理の国葬にかかる費用は約2億5000万円。実際には海外来賓などの警備を含めればその数倍を要する。この物価高で庶民が苦しむ中、ゴリ押しすれば支持率はあっと言う間に20%台まで下落する」(デスク)
もはや瀕死の岸田内閣には打つ手なしか。
「秋の臨時国会で野党からの猛攻撃を受け、国会は紛糾。補正予算も組めないまま火だるまとなり、岸田下ろしが始まる。旧統一教会汚染で人材不足の自民党で、“ポスト岸田”の有力者といえば、霊感商法対策で関心を集めた河野太郎デジタル相(59)の名がチラつきますが、不気味な動きを見せているのが菅義偉前総理(73)。現在、自身の打ち上げたカーボンニュートラル施策の視察で全国を行脚するなど、地道に地盤を固めている。前回の総裁選では出馬を断念しましたが、旧統一教会問題では無傷の小泉進次郎氏(41)を切り札として担ぎ出せば、最大派閥・安倍派を切り崩せる。聖域なき改革として旧統一教会排除を打ち出せば進次郎旋風が確実に起きるでしょう」(デスク)
政争の具とする前に、鈴木エイト氏がこう念を押す。
「旧統一教会は自民党に限らず、野党議員とも広く浅く関係を持っています。浅い関係であっても事実関係を押さえておくことは重要ですが、本当に追及すべきは統一教会と持ちつ持たれつの関係にあった国会議員です。お金のやり取り、政策決定への影響、何より教団が恐れている『解散命令』を出さないようにするなど便宜を図ったことはないか、事実を押さえていく必要があるのです」
統一教会と一蓮托生でガタガタとなった岸田内閣の断末魔が聞こえてきた。