【「脱法ハーブ」が「危険ドラッグ」に名称変更】
暴走事故などで社会問題化していた「脱法ハーブ」。その名称が危険性を誤認させ、気軽に使う者を増やしていると、警察庁が新たな名称を一般募集した。その結果、「危険ドラッグ」に決定。名称変更効果か、大麻の40倍以上の強い成分を持つ危険ドラッグの存在や、法の目をかいくぐって発売を続ける業者などの報道が増加している。
これはもうひと言、「法律が甘い!」。それに尽きるよ。脱法も脱糞もねぇよ(笑)。化学物質を1つ変えただけだからって、危険性のあるものを発売していいわけがない。実際、危険ドラッグを使ったドライバーが暴走して人をひき殺しているんだよ。それを取り締まらないほうがおかしい。
町なかで包丁持っている人がいたら、銃刀法違反になる。リンゴの皮を剥くためだと言っても罪になる。町なかでおかしなドラッグを所持していても、罪に問えるんじゃないの?
一連の報道で、日本人の違法薬物使用率は海外に比べて低いらしいけど、これだけ悪い事例が増えてくると、時すでに遅しなんじゃないかと思っちゃう。こんなドラッグを公然と売ってる店があるってのが、日本もヒドいことになったと思うよ。しかも、ヤクザでもないシロウトがやっているんだから、そんなヤツらはもう店ごと火炎放射器で焼いてしまえばいいのにとさえ思っちゃうよ。
アメリカでは得体の知れない薬物が現れたら、すぐに発売中止にできる。日本は事件が起きて、薬物を分析してからじゃないと動かない。そんな頭でっかちな対応じゃ、犠牲になった人たちが浮かばれないよ。
突き詰めると、危険ドラッグを買っちゃうバカがいるのが問題なんだけどさ。このままだと、ただでさえ少ない若者がいっそう減っていく。日本が一歩一歩“老衰”に近づいていく‥‥そんなことを想像してしまうよ!
◆プロフィール みのもんた 1979年に文化放送を退社後、フリーアナとなる。以後、数々の番組で司会、キャスターを務める。1週間で最も生番組に出演する司会者のギネス記録保持者でもある。