連日、「政治家と旧統一教会」のズブズブすぎる関係が明らかになっているが、その火の元である韓国では見て見ぬフリ、全くの素通り状態だという。驚くべきは、日本では反日、反社と騒がれるカルト教団が、かの地では多くのグループ企業を抱える「財閥」に成り上がっているという事実が…。
日本人が知らないそんな仰天実態が、「週刊アサヒ芸能」の報道で明らかになった。記事によると──。
ソウル市内から北東へ約60キロ。高速道路を1時間程走ったところに、問題の場所がある。加平郡雪岳面、現地では「統一教(トンイルッキョ)タウン」と呼ばれる広大な山間地には、教団施設以外にも病院、学校、飲食店などが点在している。
そのひとつ「清心平和ワールドセンター」を訪れたのが、産経新聞ソウル駐在客員論説委員の黒田勝弘氏だ。
「確か、文鮮明が生前最後に参加した合同結婚式の際に、この収容人員2万人という巨大な屋内スタジアムが、こけら落としのイベントに使われました。当時から山の中腹には、文鮮明の宮殿もありました。総合病院では、日本人の医者も働いていましたね」
日本の信者から吸い上げた巨額のジャパンマネーは韓国へと送金され、韓国ビジネスを太らせる資金と化していたのだ。
そしてこのジャパンマネーは、対北朝鮮ビジネス、対米ビジネスにまで流用されていた。いや、それだけではない。旧統一教会ビジネスのさらなる黒い実態を、「週刊アサヒ芸能」が独占リポートしている。