太川陽介と不思議キャラの歌手「あの」のバトルが起きるのではないかと、放送前から心配されていた「ローカル路線バス乗り継ぎ対決旅 陣取り合戦第9弾in富士山麓」。視聴者が注目する中、9月14日の「水バラ」(テレビ東京系)で、ついに放送された。
あのは自分を「ボク」と呼ぶ「不思議ちゃん」で、相手が大物タレントであっても臆することなくタメ口で本音をぶつけるタイプ。それが受け、今はテレビのバラエティ番組に引っ張りだこの人気者だ。
対して太川陽介は勝つためなら仲間にも厳しく当たることも珍しくない。過去には安藤美姫とルートを巡って激突し、安藤がぶんむくれたことも。生駒里奈とは、昼飯をそばかコンビニ弁当にするかで意見が対立。バスの中での説教は放送事故級のアクシデントとして話題になったものだ。
そんな太川と「あの」は旅の開始直後から、さっそく相手のことを探りながらのトークを繰り広げた。あのは「最初に謝っておきます」と太川に切り出し、自身がインドア派であること、バスのことなど何もわからないことを告げた。
これに太川は目を白黒させる、「あの…早くしゃべることはできる?」と聞くのが精一杯。「河合くん(対戦相手チームリーダーの河井郁人)の頭をぐちゃぐちゃにするために呼んだけど、ボクがぐちゃぐちゃ」と困惑を隠せなかった。
あのはその後も問題発言と行動を連発。旅が始まって間もなくバスの中で熟睡。太川が声をかけても目を覚まさず、肩を叩かれてやっと起きる体たらくだった。
「あのの言動は見ていてヒヤヒヤさせられました。太川に対して『よかったじゃん』とタメ口をきいたり、『タクシー使わなすぎ』と文句を言ったり。さらにバスを降りるタイミングを間違えた太川に『さっき降りればよかったんだよ』と言い放ったかと思えば、『ひよったんですね』とミスをバッサリ。この時、太川はミスをしてイライラしていたので、怒り出すのではないかと心配になりました。苦笑いしていましたが、目はまったく笑っていませんでした」(テレビ誌ライター)
そんな太川にもガマンの限界が訪れる。疲れたあのが「ママに電話したい。もう帰りたい」と言い出したのである。すると太川は「泣き言、泣き言…。ママ心配するだろ、仕事場から電話したら」と説教。もはやこの時、顔から笑みは消え、真剣そのものの表情だった。
「なんとか太川チームが勝利を収めたからよかったものの、もし負けていたらと考えるとゾッとしますね。バス旅史上最悪の事態になっていたかもしれません」(前出・テレビ誌ライター)
それはそれで見たかった!?