沈黙を破った伝説の歌姫が、芸能関係者に衝撃を走らせている。
8月末に自身のSNSで「新たな個人事務所を設立した」と活動再開の第一声を放った中森明菜だが、ワイドショーデスクは戸惑いを隠せない様子で話す。
「携帯電話も持っていないため、長らく業界では音信不通だった。持病の帯状疱疹もあり、業界では存在を忘れられた『伝説の人』になっていました。もちろん、このタイミングでの活動再開の報告は、年末のあの番組での復帰を視野に入れてのことだと思いますが」
今年は明菜にとって、82年にシングル「スローモーション」でデビューしてから「40周年」の、アニバーサルイヤー。にわかに年末の紅白歌合戦の目玉として、注目されている。
NHKでは今年4月から、89年の明菜のコンサートが3度も再放送されるなど「下準備」もバッチリ。水面下では、既に出演交渉が始まっているという。
民放局ドラマプロデューサーが、重い口を開く。
「精神的にも肉体的にも不安定な彼女は、生出演では使えない、というのが、現場の一致した意見です。彼女は過去にドラマに3回出演していますが、特に最後の作品では遅刻、早退、連絡が取れない失踪事件まで起こし、収録の現場は大混乱に陥った。『台本など頭に入れてこなくても、とにかくスタジオに来てほしい』とお願いしたのは、業界でも彼女と玉置浩二くらいです。以降、『ナマで明菜は使うな』という鉄則があり、その教訓は今なお生きています」
15年の紅白では、ニューヨークから新曲「Rojo -Tierra-」の生歌を日本に届けたが、
「紅白ではこれまでも、レディー・ガガやサラ・ブライトマンなど海外アーティストのほか、Mr.Children、星野源なども、収録でお茶を濁している。今回の明菜も海外からの中継が噂されていますが、出演するにしても、同様の演出になるでしょうね」(前出・ワイドショーデスク)
往年のファンは80年代ヒットメドレーを歌う「ナマ明菜」の登場を望むのだろうが…。