10月4日、自称「キッシー」こと岸田文雄総理は自身の長男で、公設秘書を務めていた岸田翔太郎氏を「首相秘書官」に抜擢することを決めた。
このサプライズ人事は早速、大炎上し、批判の声が相次いだ。
〈国葬の次は我が子の仕事斡旋、総理の器ではありません〉
〈公私混同。国民をコケにするのも大概にして頂きたい〉
〈今、令和だぞ。時代錯誤も甚だしい〉
〈国民との温度差がすごい〉
〈ここは北朝鮮王朝か?〉
〈自分のガキを真っ先に優遇してどうすんねん〉
〈こいつ、やることなすこと裏目に出てる〉
岸田総理に近い岸田派の有力幹部も半ばアキラメ顔で、次のように嘆く。
「ただでさえ内閣支持率が下落の一途を辿っているこのタイミングで、しかも火ダルマ必至と言われる臨時国会が始まったその翌日に、長男を首相秘書官に大抜擢の人事は、さすがにないでしょう。当然、旧統一教会(世界平和統一家庭連合)問題に加え、この問題も野党から格好の攻撃材料にされるだろう。岸田さんの頭の中は、どうなっているのか。将棋に例えれば、『これにて岸田政権はついに詰み筋に入った』と言わざるを得ない」
にっちもさっちも行かなくなった時は、伝家の宝刀と言われる衆院解散権を行使し、自身の後継として長男に地盤を譲る──。
ひょっとすると、いよいよ崖っぷちに追い込まれて打つ手なしの岸田総理は、こんな噴飯モノのシナリオを秘かに描いているのではないか。であれば、まさに公私混同はなはだしい愚行である。