5月21日【水】~26日【月】の「戸田一般戦」に、昨年この水面でなんと4度も3万7000円以上の大穴をあけた伏兵が登場する。群馬のB1級・栗原謙治である。
彼が昨年戸田を走ったのは2月、6月、12月の3節だったが、まず2月24日第7R、風速10メートルの強風をついて5コースから武田光史らをまくり差し、3連単3万7010円の主役に躍り出た。さらに6月23日第10R、3コースから鈴木茂正の2着を追撃。伊藤啓三らを着外に沈めると、この配当がほぼ同額の3連単3万7770円をつけた。
そして12月12日の戸田第5R、5コースから前田光昭を追いかけ、断然人気の和田兼輔を4着に沈めたレースが3連単4万2080円の大波乱。12月16日第3R、風速6メートルの追い風を背に2コースから広瀬将亨を差し切ったレースが3連単3万7110円だった。
栗原も44歳。すでにベテランの域に入ったが、昔から戸田は得意。最近3年間にも43走して1着6本、2着11本。2連対率39.5%の航跡を残してきた。通算勝率4.88、戸田勝率5.81。ここは他場より勝率が1点近く高い。
今回は大賀広幸、安田政彦、宮地元輝らが人気を集める。栗原が戸田巧者の面目を発揮すると、またしても高配当の誕生である。
なお、栗原の次走は6月8日~13日の「琵琶湖一般戦」となっている。
◆ボートレース評論家・水上 周
◆アサヒ芸能5/20発売(5/29号)より