新期11月から徳増秀樹が猛烈な勢いで突っ走っている。2月22日まで96走して1着31本、2着30本、2連対率63.5%。3着17本で3連対率81.3%。着外18本。なんと勝率7.83の快進撃である。
だが、最近はどんなレースでもインに人気が集中する。1着30本の中には断然人気のインを破って、意外な配当をつけたケースが決して少なくなかった。
例えば昨年11月4日の桐生優勝戦。3コースから加瀬智宏らを豪快にまくってVゴールを駆け抜けると、これが2着・正木聖賢、3着・加瀬で2連単4730円、3連単1万1080円の高配当だった。
さらに2月13日常滑第6R、5コースから安達裕樹らを差し切ったレースが、2着・服部幸男で2連単4100円、3着・東本勝利で3連単1万6230円の穴。2月21日の唐津第12R、2コースから平尾崇典をまくったレースも、2連単4180円、3連単1万2460円の波乱を呼んだ。
この徳増が3月5日【水】~9日【日】の「戸田一般戦」に出場する。今井貴士、樋口亮、岡瀬正人、山本英志ら好メンバーがそろったが、戸田は昨年9月にオール3連対で優勝した水面。今度も変幻自在の技を繰り出して高配当を連打するだろう。
なお、徳増の次走は3月18日~23日の「ボートレースクラシック」となっている。
◆ボートレース評論家・水上 周
◆アサヒ芸能3/4発売(3/13号)より