12月26日【木】~31日【火】の「平和島レディースカップ」には寺田千恵、海野ゆかり、金田幸子、長嶋万記、三浦永理、平山智加、鎌倉涼、守屋美穂ら賞金女王からの転戦組が8人も出場する。人気は彼女たちに集まるが、忘れてならないのは兵庫の中谷朋子である。
何しろ中谷は平和島が得意。12年11月のオール女子戦では初日に4コースから平山らをまくり、順調に優出。優勝戦はインから三浦、海野らを破ってVゴールを駆け抜けた。この間9走1着6本、2着3本のオール2連対だった。
そして4月の男女混合戦に登場。初日3着、5着と敗れたが、2日目に田口節子らをまくり差してから、なんと8連勝。優勝戦もインからコンマ07のトップスタートで逃げた。
2節連続優勝の着取りは19走して1着14本、2着3本、3着1本、着外わずか1本。2連対率89.5%、勝率9.16。こんな航跡を平和島で残してきた女子選手は、むろん今回のメンバーの中にはいない。
12月13日の賞金女王シリーズ第1R。中谷が3コースから堀之内紀代子らまくり差したレースは2連単7310円、3連単2万9750円の波乱を呼んだ。バック水面に躍り出れば高配当確実。13年ラストの勝負を彼女に託したい。
なお、中谷の次走は1月4日~9日の「尼崎新春開催」となっている。
◆ボートレース評論家・水上 周
◆アサヒ芸能12/24発売(1/2・9合併号)より