番組スタッフはそこまでして、千原ジュニアが苦しむ姿を見たいというのか。11月5日の「土曜スペシャル」(テレビ東京系)で「千原ジュニアのタクシー乗り継ぎ旅」が放送されるが、ルート設定が厳しすぎるとの指摘が上がっている。
同番組は千原ジュニアとゲストがタクシーを乗り継いでゴールを目指す旅。タクシーを〈地元住民に呼んでもらう〉ことや、〈料金が5000円ちょうどの所で降りる〉というのがルール。降りた場所が人里離れた場所だと、住民を探し求めて長い距離の山道を歩くことも珍しくない。
今回のルート設定は秋田県大仙市からスタートし、青森県の三内丸山遺跡を目指すというもの。ところが、これがかなり厳しいと、テレビ誌記者は指摘するのだ。
「ルートは国道105号線から国道7号線へと北上していくか、県道を秋田市方面へと進み、国道285号を通って国道7号へとつなぐルートの2つが考えられます。どちらにしても、民家がない山の中を走ることになる。距離が短いのは国道105号線を行く最初のルートですが、この場合、山深い北秋田市を通らないといけません。こちらを選んだらかなり苦しむのではないでしょうか」
どちらのルートを選んでも、後半は国道7号線を進むことになるだろう。しかし、この国道7号線もかなりのクセモノだ。
「大館市の市街を越えて北上していくと山に入ります。奥羽本線と並んで進んでいくのですが、白沢駅を越えたあたりから民家は少なくなり、碇ヶ関駅近くまでは完全に山の中です。大鰐駅を越えると、今度は一転して田んぼの中を行くことになる。民家を探し求めてひたすら歩く千原ジュニアの姿が目に浮かびます」(前出・テレビ誌記者)
出演者が「地獄を見る」様子が、テレ東旅番組の魅力のひとつと言われている。今回は視聴者がたっぷりと楽しめそうだ。