社会

脱リモートワークが追い打ち!この時期襲う「季節性うつ病」の深刻症状

「朝、布団からようやく出ても、顔を洗おう、朝食を食べようという気になれない。特に仕事に悩みがあるわけでもないのですが、とにかくダルいんです。先日は出社時に駅まで行って、しばらくベンチに座ってそのまま帰宅して有給をとりました。人に会うのも億劫なんですよね」

 こう打ち明けるのは、通信会社勤務の男性Aさん(40)だ。

 秋から冬にかけてのこのような症状が、実は「季節性うつ病」だったというケースが多いという。この病について健康ライターは「春から夏にかけて患う人もいますが、秋から冬にかけての方が多い」として、その特徴を説明する。

「冬の終わりまで気分が晴れない日や、すぐに落ち込んでしまう場面が増え、春になって暖かくなるといつの間にか治っている。そんなケースが最も多いようです。この『冬季うつ病』については、1984年に米精神科医のノーマン・ローゼンタールにより報告された『季節性感情障害』という立派な精神疾患で、はっきりとした原因は不明ではあるものの、日照時間が短くなることが影響しているという。日光に当たると脳内の『セロトニン』の分泌量が減り、ダルさなどを生むといいます」

 リモートワークからオフィス勤務に戻す企業も増えていることから、精神的な負担も加わることで余計に症状が出やすいという。先の健康ライターは、次のように対策をアドバイスする。

「もちろん、あまりに症状が重ければクリニックで診断を受けるべきですが、安定した睡眠をとりつつ、意識して朝の日の光を浴びること。こうすることで、日照時間の変化でズレてしまった体内時計を調整しましょう。また食事面では、セロトニンの材料となるアミノ酸の一つ『トリプトファン』を多く含むバナナやカツオ、マグロなどの赤身魚、脂身が少ない赤身肉などを摂るとよいでしょう」

 忙しくなる年末へ向け、精神的に万全な状態にしておきたいものだ。

カテゴリー: 社会   タグ: , , ,   この投稿のパーマリンク

SPECIAL

アサ芸チョイス:

    デキる既婚者は使ってる「Cuddle(カドル)-既婚者専用マッチングアプリ」で異性の相談相手をつくるワザ

    Sponsored

    30〜40代、既婚。会社でも肩書が付き、責任のある仕事を担うようになった。周囲からは「落ち着いた」なんて言われる年頃だが、順調に見える既婚者ほど、仕事のプレッシャーや人間関係のストレスを感じながら、発散の場がないまま毎日を過ごしてはいないだ…

    カテゴリー: 特集|タグ: , |

    これから人気急上昇する旅行先は「カンボジア・シェムリアップ」コスパ抜群の現地事情

    2025年の旅行者の動向を予測した「トラベルトレンドレポート2025」を、世界の航空券やホテルなどを比較検索するスカイスキャナージャパン(東京都港区)が発表した。同社が保有する膨大な検索データと、日本人1000人を含む世界2万人を対象にした…

    カテゴリー: 社会|タグ: , , , |

    コレクター急増で価格高騰「セ・パ12球団プロ野球トミカ」は「つば九郎」が希少だった

    大谷翔平が「40-40」の偉業を達成してから、しばらくが経ちました。メジャーリーグで1シーズン中に40本塁打、40盗塁を達成したのは史上5人目の快挙とのこと、特に野球に詳しくない私のような人間でも、凄いことだというのはわかります。ところで、…

    カテゴリー: エンタメ|タグ: , , |

注目キーワード

人気記事

1
日本と同じ「ずんぐり体型」アルプス山脈地帯に潜む「ヨーロッパ版ツチノコ」は猛毒を吐く
2
長与千種がカミングアウト「恋愛禁止」を破ったクラッシュ・ギャルズ時代「夜のリング外試合」の相手
3
怒り爆発の高木豊「愚の骨頂!クライマックスなんかもうやめろ!」高田繁に猛反論
4
沖縄・那覇「夜の観光産業」に「深刻異変」せんべろ居酒屋に駆逐されたホステスの嘆き
5
世間はもう「松本人志」を求めていないのに…浜田雅功「まっちゃん」連呼のうっとうしさ