黄金世代を牽引してきた勝みなみ(24)も“打倒渋野”の有力候補。10月「日本女子オープン」では樋口久子(77)、畑岡に続く史上3人目の連覇を達成した。
「3位がイーブンパーという難しいコースで連覇したところが強さの証し。12月の米ツアー予選会に向けて機が熟したね」(宮崎氏)
今大会で優勝すれば米ツアーのシード権も手にするだけに、なおさらだろう。
現在、メルセデス・ランキング4位の西村優菜(22)も、メラメラとライバル心を燃やしている一人だ。
「『夢は海外メジャー制覇』と話す西村は、日本ゴルフ協会のナショナルチームで古江と一緒でした。2人とも小柄で、ショートゲームを得意とするところが似ており、コースマネジメント能力に長けている。それだけに『(古江が戦えるのだから)私も挑戦したい』と(笑)」(ゴルフライター)
一方、黄金世代で7位につける小祝さくら(24)は、いつもどおりマイペースを貫いている。
「今季2勝目(通算8勝)を挙げた10月『スタンレーレディスホンダ』のあと、『海外風のかわいいおうちを建てたい』と彼女らしい野望を口にした。そもそも『夢は賞金女王』というのも、スナックを切り盛りして育ててくれた母親へ家をプレゼントしたいから。一軒は北海道にいる母親の家、そしてかわいいおうちは自分へのご褒美で、場所は空港へのアクセスがいい千葉県みたいです」(スポーツ紙記者)
残念ながら今回、出場がかなわなかった今季2勝の新鋭・川崎春花(19)と原英莉花(23)からも目が離せない。
「ほぼ無名だった川崎は9月『日本女子プロ』で初優勝&初メジャー制覇。19歳133日での優勝は大会史上最年少で『サンデーバックナインで30(打)』という驚きの逆転劇でした。将来の夢を聞かれても『考えてないです』と柔和な笑みを浮かべる、小祝に負けない癒やし系です」(スポーツ紙記者)
一方の原は、昨年優勝した「エリエールレディス」が11月に控えているが、
「男子プロと噂になったかと思えば今度はイケメンのスタッフみたい(笑)。師匠のジャンボさんから『男に振り回されるなよ』と金言をもらっているようなので、残る3試合でアッと言わせてくれると思います」(ゴルフライター)
日米で活躍するトッププロたちによる熱き戦いに加えて、年間女王をも左右する今大会。果たしてグリーンを制するのはどの選手か。