女子アナの「タレント化」が言われて久しいが、令和になってもなお、その傾向を加速させているのがTBSだ。
10月31日には同局で「サンデー・ジャポン」などを担当する良原安美アナが、自身のインスタグラムでミニのスカートにルーズソックスという、女子高生になりきったハロウィンのコスプレを披露。ファンからは絶賛の声が飛び、好評のようにも思えるが、制作会社関係者はアキレ顔だ。
「TBSは最近、自社の女子アナのアイドル化を加速させており、ハロウィンでは良原アナの他にも、若林有子アナや近藤夏子アナもインスタで女子高生姿を披露しています。SNSだけならまだしも、『王様のブランチ』や『サンデー・ジャポン』でもその格好で出演させているのは、さすがにヤリ過ぎでしょう。背景には、年々減少する制作費の問題があるのは明らかで、自社の社員をアイドル化させることで経費削減を狙っているということ。女子アナの本分は『アナウンス力』を磨くことです。新人アナならまだしも、27歳と中堅どころの良原まで動員してまでコスプレをさせているのですから、ウンザリしている視聴者も多いと思いますよ」
女子アナのアイドル化は今に始まったことではないものの、TBSではYouTubeを使ってダイエットや着替え企画まで行っている。最近はマッチョアナとして有名な齋藤慎太郎アナの「肉体」をやたらと推しているが、これはいったい誰に向けての動画なのだろうか。さらにこれらの再生回数はせいぜい数万程度とお寒い状況なだけに、そろそろTBSは真剣にアナウンサーの使い方を考えるべきなのかもしれない。
(ケン高田)