韓国・梨泰院の156人圧死事故は、いまだ続報や検証番組が放送されている。そんな中、テレビ番組のスタジオで、驚くべき「事件」が起きた。
それは宮根誠司がMCの「Mr.サンデー」(フジテレビ系)でのことだった。11月6日の放送で圧死事故の被害について報じる際、凄惨な状況を伝えるためにCGを用い、事故現場となった路地の面積をスタジオに再現した。
三田友梨佳アナが「5.7メートル×3.2メートル。これは1週間前の韓国・梨泰院の雑踏事故で、およそ300人が密集し、多くの犠牲を出した範囲です」と紹介すると、そのあまりの狭さに宮根も驚愕して「このエリアで300人がいたって、ちょっと考えられないですよね」。
と、ここで「事件」は勃発する。コメンテーターとして出演していたクリエイターで作家の三浦崇宏氏が、ありえないリアクションを見せたのだ。
CGを使って解説している宮根の後ろで、三浦氏は両手を広げて事故現場の狭さを確認するような仕草を見せると、なんと「ハッハッハッハ」と、なぜか大爆笑する。その瞬間、スタジオの空気は凍り付き、VTR映像へと切り替わった。
「これはさすがに視聴者もドン引きしたようで、放送後には番組名など関連するワードがTwitter上でトレンド入り。大批判に晒されました。三浦氏はいったいなんのために笑ったのか、意味がわかりません」(テレビ関係者)
番組終盤、三田アナが「梨泰院での事故のVTRを紹介する際に、出演者から不適切な笑い声がありましたこと、お詫びいたします」としたが、三浦氏本人は謝罪せず。
不謹慎コメンテーターは、再び「Mr.サンデー」の画面に登場することはあるのか。
(浜野ふみ)