6月21日、王将戦の1次予選で澤田真吾六段に勝利し、デビュー以来の連勝記録を歴代最多タイの「28」に伸ばした藤井聡太四段。
史上最年少プロ棋士としてデビューし、快進撃を続ける14歳の藤井四段に日本中が沸き立っている中、快挙に水を差す“無神経すぎる番組”の話が聞こえてきた。
「6月18日放送のフジテレビ系『Mr.サンデー』で藤井四段の特集コーナーが放送されたのですが、あまりにひどい内容で絶句しました。不快に思った視聴者も多かったのではないでしょうか」と語るのは放送作家だ。
いったい何が不快だったのだろうか?
「とにかく無神経な内容なんですよ。藤井四段の対局相手である東大生のアマチュア名人に対局前日から密着するという企画をやっていたのですが、宿泊するホテルまで付いてこられて対局相手からしたら迷惑以外の何物でもない。企画だけでもひどいですが、輪をかけてロクでもなかったのが密着取材でレポーターを務めた『Mr.サンデー』のディレクターです。アマチュア名人に対して終始タメ口で話しかけていて、とにかく態度が悪かった。挙句の果てには『スーツのたたみ方がなってない』とイチャモンまで付ける始末。見ていて『将棋の邪魔をするな!』と怒りを覚えましたね」
快進撃に水を差す“無神経すぎるディレクター”。藤井四段の謙虚さを見習ってほしいものだ──。
(白川健一)