11月4日、年末恒例の「現代用語の基礎知識 2022ユーキャン新語・流行語大賞」の候補30語が発表されたが、「あの用語が入っていない!」とする指摘が飛び交った。
ノミネートされた用語を見てみると「大谷ルール」や「きつねダンス」「青春って、すごく密なので」「BIGBOSS」「村神様」「令和の怪物」など、野球関連が目立つ。スポーツ紙デスクが解説する。
「『大谷ルール』はエンゼルス・大谷翔平の二刀流に際して、先発投手が降板後も指名打者として出場可能となった新ルール。『きつねダンス』は日本ハムのチアガールのパフォーマンス、『青春って──』は仙台育英の須江航監督による、夏の甲子園優勝後のセリフで、感動を呼びました。『BIGBOSS』『村神様』『令和の怪物』はそれぞれ、日本ハム・新庄剛志監督、ヤクルト・村上宗隆、千葉ロッテ・佐々木朗希のこと。昨今は子供たちの野球離れが叫ばれていることから、こうした流行語でも話題になるのは、いい傾向だと思いますよ」
ただ、ここまで野球関連が候補に挙がったことで、とある選手にまつわる「用語」が再び脚光を浴びる事態に。週刊誌記者が苦笑する。
「巨人・坂本勇人の『けつあな確定』です。9月に交際女性との中絶トラブルが報じられた際、LINEのやり取りは目を覆わんばかりのお下劣さで、実に衝撃的でした。この用語は、待ち合わせに遅刻した女性に対して坂本がペナルティーを科す意味で送ったものとされ、他にも『おえおうさせたい』も、ネット上ではノミネートされていましたね」
「本物」にノミネートされた選手や監督とは対照的に、あまりに不名誉な「ウラ流行語」を作ってしまったのである。