アイドル全盛の80年代に圧倒的な支持を集め、社会現象を巻き起こしたおニャン子クラブ。ごくフツーの女子高生・女子大生がスターへの階段を駆け上がっていく姿に往時のファンは熱狂した。解散から35年経った今、芸能界で活動するのはひと握り。人気メンバーの知られざる「その後」を大捜索した。
〈うちのママの元職業なんだと思う? アイドル。元おニャン子クラブ。〉
21年9月デビューの人気セクシー女優・西元めいさが、自身のSNSでこんな衝撃的な告白をした。
これには80年代に青春を謳歌した我々オヤジ世代もビックリ。当時は素人ながらおニャン子の冠番組「夕焼けニャンニャン」(フジテレビ系)に数カ月にわたりレギュラー出演していた、アイドルヲタクのブレーメン大島氏が語る。
「私も『ホントかよ!?』と、当時の仲間に連絡したりして、どのメンバーのお子さんなのか調べましたが、結局、決定的な情報は出てきませんでした。ネットでも複数メンバーの名前が挙がっていますが、特定はされていません。それにしても、当時学生だったメンバーの娘さんがセクシー女優に‥‥というのは、隔世の感を感じますね」
近頃、こうしたおニャン子メンバーの「転身」が話題になるケースが少なくない。オリジナルメンバーで現在も女優として活躍する国生さゆり(55)は、ネット上の小説投稿サイトで、200話以上の連載小説を発表していることが明らかになった。芸能記者が解説する。
「『国守の愛』というタイトルのR-15表現も含むハードボイルドSF作品で、21年7月から投稿を開始して、全3部作がすでに完結しています。同サイトは誰でも自由に作品を発表できる場として注目され、これまでに出版化やアニメ化された有名作も無数にあります。おそらく國生さん(※ペンネームでは國を使用)の作品にも今後そういう話が出てくるでしょう」
芸能評論家の佐々木博之氏は国生の芸能生活を振り返ってこう言う。
「解散後に大成した元メンバーは少なく、国生さんは数少ない例外。2度の結婚と離婚、長渕剛との不倫騒動からの薬物使用疑惑などもあり、波乱万丈の芸能人生で、私もそのつど取材に駆り出されました(苦笑)。そんな、どちらかといえば浮世離れしたイメージがある彼女に、これほどしっかりした小説を書ける才能があったとは」
その国生を超える意外性で世間を驚かせたのは、今夏の参院選に自民党から出馬し、見事当選した生稲晃子(54)だ。
「東京のお嬢様進学校とおニャン子を両立させている、というのが当時からのイメージ。大学も偏差値の高いところに進学しつつ、芸能活動を続けていました。ファン目線としては、単なるタレント候補よりはしっくりくる部分もあります(笑)」(大島氏)
その一方で、ベテランのアイドルライターは意外な裸のエピソードを紹介する。
「当選で再注目された写真集があるんですよ。95年にワニブックス社から刊行された『SOLITUDE』で、現在では絶版になっています」
表紙では上半身裸に「腕ブラ」という過激ポーズでエロス全開。ページをめくればさらなるお宝カットが。
「全編にわたって際どいランジェリー姿のセミヌード。ベッドルームやシャワー室ではツルンとしたヒップもフル開帳しています。おニャン子時代の一線級の人気メンバーはいわゆる『脱ぎ仕事』が少ないので、今後、さらにプレミア化するかもしれませんね」(アイドルライター)
議員センセイとなった今では黒歴史か。