スポーツ

プロ野球トライアウト、冷ややかなネット裏関係者の声

 11月8日にプロ野球12球団合同トライアウトが行われたが、バックネット裏に座った球界関係者の表情は、一様に険しい。

 トライアウトに参加したのは、前巨人の井納翔一やドラフト1位入団の桜井俊貴、前ソフトバンクの中谷将大、前楽天の福井優也ら49人。朝8時頃に集合し、10時半からシート打撃形式で対戦した。民放局ディレクターが言う。

「打者は3打席、投手は3人に対しての投球機会がありました。幸い晴れたので、体感的に寒さはあまりなかった。必死にアピールする姿に、選手の家族が手をギュッと握りながら見守る姿が印象的でしたね」

 バックネット裏には巨人の桑田真澄ファーム総監督も視察に訪れて「何人か気になった選手はいた」と総評したが、

「各球団の編成担当者は付き合いで来ているだけ、というのが本心です。今は育成契約が盛んになり、実績がV字回復する見込みのある選手は、簡単に育成から支配下登録に切り替えるようになった。また、有力選手は戦力外になってもトライアウトに参加せずオファーを待つ、というケースも増えました」

 つい先日まで1軍で頑張った参加者もいる中で、元阪神の一二三慎太は、プロ1年目以来となる投手として参加。これには入場料500円を払って球場に来たファンからも「YouTube撮影のネタにするんじゃないの」と冷ややかだった。

 01年から続くトライアウトの役割は、終焉を迎えようとしている。

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