白毛のアイドルホース・ソダシが第39回マイルチャンピオンシップ(11月20日・阪神)で、歴史的名牝らと肩を並べるかもしれない。
前走の府中牝馬S、前々走の札幌記念では1番人気を背負いながら2着、5着とファンの期待に応えられなかったが、今回は過去G1で3勝を含む4戦全勝と得意にする、芝のマイル戦。ソダシにとっては間違いなく、ベストの条件だろう。
今年は複数GIを勝っている古馬牝馬、短距離馬はいない。5月のヴィクトリアマイルを勝っているソダシが今回も勝てば、一昨年の最優秀2歳牝馬、昨年の最優秀3歳牝馬に続く、3年連続のJRA賞に輝く可能性は十分だ。
過去、牝馬で3年連続JRA賞に名前を連ねたのは、牝馬として64年ぶりに日本ダービーを勝つなど、GIで7勝を挙げたウオッカ、12年に牝馬3冠に輝いたジェンティルドンナなど、6頭しかいない。
前走の府中牝馬Sは結果的にゴール前で差されたが、騎乗した吉田隼人は「自分のペースで走れていたし、内容は良かった」と話している。ここを叩いたことで、さらに状態が上向いているのは間違いない。
ソダシにとって芝では初の、牡馬混合G1レース。今まで以上にハードルは高いが、牡馬を蹴散らし、女傑たちの仲間入りを果たすのではないか。