国内フリーエージェント権を行使した西武の森友哉が11月16日、オリックスと入団契約したと、球団が発表した。
オリックスは主力選手の吉田正尚がポスティングシステムによるメジャー移籍を直訴して承認された。26年ぶりの日本一になったご褒美として、球団も後押しする方向に傾いた形だ。ただ、大幅な戦力ダウンだけに、森の獲得が吉田正にとって追い風となったことは間違いない。
オリックスは森に4年総額18億円を提示したと言われているが、巨額マネーも吉田正の年俸を回すことで、話は収まる。在阪メディア関係者は、
「球団の次の狙いは、日本ハムから国内FA権を行使した近藤健介。こちらも大型契約でソフトバンクと一騎打ちの様相ですが、先に森のオリックス入りが決まったことで、来年はリーグ3連覇が具体的に見えてきた。有利に交渉を進めることができるのでは」
今シーズン、森は捕手や指名打者での出場が多かったが、近藤は外野手と指名打者での出場となっていた。
「守備位置が被ることもないし、交互に指名打者で出場すれば、打線の厚みをキープできる」(前出・在阪メディア関係者)
オリックスの巨大戦力化が、いよいよ現実味を帯びてきている。