11月23日に東京ドームで開催された「ジャイアンツ・ファンフェスタ2022」で、原監督が来季の新キャプテンに岡本和真を指名した。副キャプテンは吉川尚輝、投手キャプテンは戸郷翔征が務めるという。
巨人のキャプテンは07年~14年までの8年間、阿部慎之助・現ヘッド兼バッテリーコーチが務め、その後の8年間は坂本が担ってきたが、
「阿部が交代した時とは違い、坂本の場合は剥奪の意味合いが強い」
と話すのは、スポーツ紙デスクだ。さらに、
「そもそもキャプテンは選手会長と異なり、日本ハムやオリックスのように任命していないチームもあるんですが、グラウンド内でのリーダーシップが求められる。チームを引っ張っていくだけの、安定した成績が求められます。その点、今季の坂本は開幕からベンチを外れ、4月末、7月上旬と計3度にわたって離脱し、出場は83試合。打率2割8分6厘、本塁打5本、33打点と振るわず、守備でも3年ぶり2ケタとなる11を記録するなど、明らかに衰えが見え始めている。本人は自分がキャプテンのうちに日本一になるとの願望から、今季も志願してキャプテンを務めたわけですが、叶わないまま取り上げられた格好です」
原監督は今季、坂本が開幕に出遅れた直後に出演した元巨人・岡崎郁氏のYouTubeに出演した時点でも「これからもリーダーにならきゃいけない人」と強調していたが、その評価がガラリと変わってしまったということだろう。
「今年は5月に白昼堂々、手つなぎデートする姿が報じられたのを皮切りに、6月には18年に起こしていた飲食店での女性従業員に対する噛みつき事件、そして9月には『中絶トラブルと異常性癖』が発覚。原監督としても、さすがに他の選手に示しがつかない、という判断からの剥奪でしょう」(前出・スポーツ紙デスク)
原監督は坂本に守備のコンバートを提案したというが、坂本はこれを固辞。あくまで遊撃手へのこだわりを見せている。こちらもキャンプでの調子や成績によっては、剥奪の可能性も出てきそうだ。