サッカーFIFAワールドカップでの、元日本代表・本田圭佑の解説がノリノリだ。ABEMAの解説者として、日本の1次リーグ初戦のドイツ戦で解説者デビューすると、ざっくばらんに本音を語り、しかもわかりやすい話しぶりが、視聴者からは大好評。11月27日の日本VSコスタリカ戦でも、その飾らない解説ぶりは健在だった。
日本がコスタリカに敗れると、本田は次のように言い放った。
「(ドイツに勝ったからといって、日本人が日本チームに)勝手に期待して、勝手にがっかりしているだけだ」
なんとも突き放したような言い方ながら、実に的を射たもの。なるほど、と膝を打った人は多かったのではないか。
これはかつて芦田愛菜が、映画の完成報告イベントで「信じる」ということについて語った内容と同じものだ。
それは、誰かに裏切られた時に傷つくのは「自分が理想とする、その人の人物像みたいなものに期待してしまっていることなのかな」というものだった。
「これは一種の名言として、今もなお広く海外でも拡散されています。本田のコメントも、その真理を突いたものでしょうね」(芸能関係者)
本田は続けて、こうも言っている。
「元々、こんなもんだったでしょ」
12月1日の日本VSスペイン戦は期待もせずガッカリもせず、フラットに見ることが、本田流の楽しむコツなのである。