スポーツ

三浦カズ「ポルトガル移籍」に浮上する「戦力ではなく欧州とのパイプ役」の危険度

 FIFAワールドカップでベスト8が出揃う中、55歳の元日本代表「キングカズ」が、ポルトガル移籍に向け、動き出した。

 三浦知良は現在、JFL鈴鹿ポイントゲッターズに所属するが、来季に所属するチームとして、ポルトガル2部のオリベイレンセが浮上。現地の環境視察や話し合いのため、12月7日にポルトガルに出発した。

 55歳にして通算5カ国目となる海外移籍の可能性に、サッカーファンからは驚きの声が上がったが、サッカー専門誌ライターは、

「JFLの表彰式では、リーグに多大な貢献があったとして、特別賞を受賞。加藤桂三理事長からも『来季もJFLでプレーしてほしい』とラブコールを受けていましたが、本人はすでに海外移籍を視野に入れていたようです。オリベイレンセは11月から、横浜FCを所有するONODERA GROUPが経営権を取得していることから、横浜FCからのレンタルで鈴鹿と契約しているカズの移籍は、すんなりコトが運ぶでしょう。ただ、同クラブは昨季3部2位で、今季は2部に復帰。今後は1部昇格に向け本腰を入れるだけに、そうした中でカズが実際の戦力としてどこまで通用するかは未知数。出場機会がなく、単に横浜FCと欧州クラブチームとのパイプ役に終わる可能性もあります」

 スポーツ紙記者も、この移籍交渉に異論を挟む。

「サッカー界のレジェンドとして活躍する姿にはもちろん敬意を払いますが、そろそろ国内指導者として腰を据え、後進の育成に力を入れてもらいたいと切望する関係者は少なくありません」

 いつまでもプレーヤーとしての意欲が衰えないカズ。このまま還暦まで現役を続けるのか。

(ケン高田)

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