地方テレビ局に就職した女子アナのAは、1年目から年収500万円。仕事は忙しかったが、経済的には余裕のある生活を送ることができた。1歳下のTも大学4年生の時に、パ・リーグ球団からドラフト指名を受けて入団。翌年、1軍に帯同する機会が増えた。Aが告白する。
「お互い仕事をしているので、会えるのは遠征でこっちに来た時だけ。3連戦の3日間とも宿舎のホテルを抜け出して、タクシーで私の自宅にやってきては、男女の関係を重ねました。体は大きくなったし、年下だけど頼もしいなと思う半面、大学時代にはさほど気にしなかった携帯電話をずっと気にしている。LINEが届いたので『誰から?』と聞いても『先輩だよ。飲みの誘いじゃない?』と見もせずに言う。トイレにいった隙にチラッと見たら、福岡のキャバクラ嬢とイチャイチャした写真が届いていたので、見て見ぬフリをしました。と同時に『あぁ、Tもプロ野球選手になったんだな…』としみじみ。咎めてもよかったけど、私は私で人のこと言えなかったから…」
愛くるしいルックスのAも1年目からモテまくり、罪悪感を感じていたのだった。というのも…。(つづく)