楽天の島内宏明が12月18日、山梨県内で開かれた野球教室で、自らの言動を謝罪した。
島内は楽天と4年契約を結んでおり、来年はその3年目。ところが14日の契約更改後の会見で、球団に対してとんでもない要求をしていたことが発覚したのだ。なにしろ「来年、FAさせてほしい」と訴えていたのだから。これが瞬く間にニュースになって広がると、大きな騒ぎに発展。なんとも「自分勝手な言い分」と批判を浴びることになったのである。
石井一久監督がマネージメント契約する大手芸能事務所主催の野球教室に、未所属ながら参加した島内は「発言が軽率で自分が全部悪い。石井監督にも謝った」と神妙に話すと「本当に騒がせしてしまい、申し訳ない」とうなだれた。
楽天関係者が、怒りをあらわに糾弾する。
「三木谷浩史オーナーの怒りを買った、との噂が飛び交っているほどの大暴言。来年以降、契約期間を満了することなく、トレードで放出される可能性もありますね。それほどの失態ですよ」
スポーツ紙デスクもアキレた様子で、
「今年までGM兼任で編成権を掌握していた石井監督の、他選手の起用などに不満を抱いていたから、という可能性もあります。ただ、会見で報道陣にいきなり八つ当たりしても、滑稽にしか見えなかった」
身から出たサビ。来季、島内の周囲には、シラけた空気が漂うことだろう。