先日まで「暑い暑い」と言っていたと思ったら、一気に冬めいてきました。冬といえば、スキーやスケート、スノーボードといったウインタースポーツの季節です。私はもっぱら鑑賞専門ですが…。それだけに、アスリートに対してはただただ「凄いなあ」と尊敬するだけです。特にフィギュアスケートなんて、あのスケート靴で氷の上に立つだけで信じられないのに、音楽に合わせて踊って飛んで跳ねるんですから、もうビックリです。そういえば、12月21日から25日まで「全日本フィギュアスケート選手権2022」が開催されていますね。
そんなフィギュアスケートの妙技を、写真のようにカワイイ猫たちが披露してくれるのが、エールより発売のカプセルトイ「氷上の仔猫」です。全5種類で、1回400円。写真左から「アラベスクスパイラル」で美しく滑る白猫、「ビールマンスピン」をしなやかに決める茶トラ、「ジャンプ」を華麗にこなすサバトラ、「イナバウアー」を優雅に披露する黒猫です。
「バッククロス」の三毛猫だけどうしても入手できず、コンプリートとはいきませんでしたが、それにしてもどうでしょう。どの猫たちの見事な演技で、表情もキリッとしている。躍動感のある造形と相まって、本当に目の前で素敵なプログラムを見せてくれているようです。「スピン」や「スパイラル」だけでも、ほかにもいろいろな技がありますから、是非とも第2弾、第3弾…と続けて発売してほしいところです。
ところで「イナバウアー」ですが、この黒猫が披露しているように、反り返って滑る技と思っている方が多いと思いますが、実はそうではありません。本来は、両足のつま先を外側に大きく開き、片方のひざは曲げて、もう片方の足は後ろに引いて伸ばした姿勢で横に滑る技法なのです。06年トリノ五輪で金メダルを獲得した荒川静香選手が上半身を大きく反らせるイナバウアーを行ったために、「イナバウアー」=「上体を後ろに反らせて滑る技術」という誤った認識が広まったそうです。以上、豆知識でした。
(カプセルタロウ)