元サッカー日本代表で解説者の本田圭佑が、現役引退を発表した戦友・槙野智章に向けて、番組を通してビデオメッセージを送っている。
カタールW杯では、解説の本田とピッチレポートの槙野というコンビで、絶妙な掛け合いを見せていた。12月24日放送の「Going! Sports&News」(日本テレビ系)では、35歳での引退を発表した槙野に対し、本田からの労い込めたVTRが紹介された。
「マキ、サッカーを辞めると聞きました。ホンマに宣言する必要あるんかな。勝手に辞めればいいし、またやりたくなったら、やればいいし。今回のマキの引退宣言は、あんまり納得してないです」
そう言って、ホンダ節を炸裂させると、続けて、
「まだ体も動くと思いますし、セカンドキャリアでやりたい事はあるのかもしれないけど、東京にサッカークラブあるんで、待ってます。オファー出します…っていうか、オファー出したやん! 思い返すとイライラしてきた。僕が立ち上げた『EDO ALL UNITED』に入団してもらっていいですか。改めて連絡します。『お疲れ様でした』とは言わずに、ビデオメッセージを送りたいと思います」
自身がゼネラルマネージャーとなっているEDO ALL UNITED(東京都2部)への入団オファーで締めたのだった。
これには槙野も思わず「労いの言葉じゃなくて、自分のチームの宣伝ですよね」と苦笑。本田の「らしさ」が詰まったメッセージに「このビデオは打ち合わせになかったですから!」と驚いていたのだった。
槙野は引退会見で、第二の人生について「監督になる」と宣言した。どうやら本田のオファーに応えることはなさそうなのである。
(木村慎吾)